イタリア・南チロル地方ラーナ。半世紀以上も前に造られた建物をホテルに改装した「1477 Reichhalter」は、以前は精肉店、パン屋、製材所、酒場と様々なかたちに移り変わり、地域の人々に愛されていました。その変遷を経て、現在はミニマリズムと個性が特徴的な高級ホテルになっています。現在と過去、計画と偶然性の類まれな融合を見ることができ、ホテルの運営者であるクラウス・ディッサトーリが指揮するこの場所は、ラーナにそびえるブラウンスベルク城の威容に守られています。8室あるスイートの壁には、それぞれこのホテルのために制作された写真と選りすぐりのアンティークが飾られています。贅を尽くした設えはバスルームにも及び、アクサーモントルーコレクションが採用されています。
*国内未取扱い品を含みます
アクサーモントルーはベルエポックをイメージしており、産業革命による工場生産が始まった頃の水栓のスタイルに、最新のテクノロジーを融合させています。壁面取付タイプは時代を超えたデザインでありながら現代的なクールさも併せ持ち、バスルームの個性を際立たせます。木材、石材、タイル、漆喰などどのような材質の壁とも馴染み、優美なアクセントになるアクサーモントルー壁面取付水栓の特長は、美しさだけにとどまりません。洗面台周りのスペースが広くなるためお手入れしやすく、実用性も兼ね備えています。
© Patrick Schwienbacher, Susanne Spiel
これまでに一度も壁の塗り直しを行ったことがないRH1477で、建築家ゼノ・バンピが手掛けたリノベーションはシンプルでエモーショナルなものでした。古い木の床や年季の入った漆喰はそのままに、何もかもをパーフェクトにしないことで完璧さを表現しています。
古いものと新しいものが自由に混ざり合っている空間であるため、アクサーモントルーの水栓とシャワーがこの空間に完全に溶け込んでいるのは、不思議ではありません。
国際的な一流紙や、ホテルにこだわりを持つトラベラーが、8つの客室と魅力あるカフェ&レストランを備えたこの小さなホテルに注目していることも、まったく不思議ではないのです。
© Patrick Schwienbacher, Susanne Spiel