1913年に建てられた物件を丁寧に修復したHotel Oraniaは、バイエルン州の山々に囲まれた姉妹ホテル「Schloss Elmau」と同様に、マネージングパートナーであるディートマー・ミュラー・エルマウが開発を手掛けています。そのコンセプトはアジア的な慎ましさと温かみのあるカラー、照明、地元の民芸品と世界中から選りすぐった最高級素材を合わせています。一階の中心的存在となっているのは、スタインウェイのグランドピアノ。プログラムを担当するクロイツベルク出身のコンサートピアニスト、ジュリアン・クウェンティンは、ジャズ、クラシックからエレクトロミュージックなど、様々なジャンルに長けています。
代表取締役社長はミシュラン一つ星を獲得したレストランシェフでもあるフィリップ・フォーゲル、そしてホテルの運営は彼の妻ジェニーが担当。Oraniaならではの空気感を作り上げる上で、重要な役割を果たしている夫婦です。「ここで働いている誰もが素の自分でいられるという点は、高級ホテルとして非常に珍しいのではないでしょうか。」とフィリップ・フォーゲルが切り出すと、ジェニーが続けてこう語りました。「私たちは皆この場所に愛着があって、ゲストの皆様にもそれがそのまま伝わる。クロイツベルクはベルリンのメルティングポットで、さらに私たちのホテルはクロイツベルクのメルティングポットなのです。」
41の客室すべてに使用されているアクサーチッテリオの洗面台、バス水栓、シャワー水栓が持つ繊細でエレガントな姿は、Oraniaのコスモポリタンなセンスに溶け込みます。フィリップ・フォーゲルいわく、「うちのようなホテルには、上質な製品が絶対に必要です。」ジェニーも「本当に美しい水栓ですよね。」と賛同します。「チェックアウトの時に『自宅にも付けよう』とおっしゃるお客様が多いのですよ。既にアクサーをご自宅で愛用しているお客様ですとその良さは十分にご存じで、安心できるようです。」