建築家として、設計に最も留意したことは---
「設計にあたり、大橋さんのラフスケッチやこだわりのインテリアプロダクトを通じて、その世界を空間として具現化することに注力しました。上質なプロダクトを引き立てながら、空間が主張しすぎないように素材や色、質感を構築していきました。
また、これまでの設計経験を活かして暮らしやすい動線や工夫をふんだんに盛り込みました。計画から竣工までの2年間は、パズルのピースとピースの組合わせを模索していくように微細にわたるコミュニケーションを積み重ねました。それは、まるで詰め将棋をしている様な感覚です。」と吉里氏。
鎌倉でのこれからの楽しみは---
「今は、仕事の兼ね合いもあり都心に居を構えていますが、将来的には鎌倉を拠点にしたいと思っています。実は、釣りが趣味なんです。海が近いので海釣りをしたいなぁと思っています。それから、ガーデニングにも最近興味があるんです。ほら、バルコニーにも少しハーブがあるでしょう!」と大橋氏は満面の笑みを浮かべ話してくれた。
鎌倉の新たなライフスタイルは、既に始まっているようだ。
設計:
ヨシザトデザイン一級建築士事務所